一年前に来院された患者さんの、「病気を治すのがお医者さんの仕事でしょ!」という一言が、今でも一瞬頭をよぎります。
整形外科疾患にしろ内科疾患にしろ、原因は自分にあります。
原因を見つめないでお医者さんに頼りすぎていると、医療難民になってしまいます。
皆さんは、風邪は風邪薬を飲めば治ると思っていませんか?
風邪薬は症状を和らげるだけで、風邪薬を飲んでも飲まなくても治る時期は一緒です。
腰痛・膝痛・肩痛等の整形外科疾患も、痛み止めの薬で治るのではありません。
症状を和らげるだけです。
事故で損傷したのでない限り、日常生活で同じ姿勢や作業を繰り返すことが原因です。自分で身体の歪みをチェックし、ストレッチや筋トレ、セルフマッサージ等で改善していくことが大事です。
また、60歳を過ぎると筋力が急速に衰えて筋肉の伸び縮みが悪くなり、もともとあった身体の歪みによって痛みがでてきます。
当院では全身の凝りをほぐし、腰痛等をおこしている筋肉のトリガーポイント(筋硬結の一種)を処理して、歪んだ関節を改善していくように施術しています。
早く治る人は、自分で治そうという気持ちが強く、自宅でも治す努力をしている人です。毎日をいきいきと生きるために、自分でも身体の歪みをチェックして身体が喜ぶことをしていきましょう。