現在、肩の痛みを訴える人を何人か施術しています。
共通しているのは、皆さん60過ぎだということです。70代で整形外科で50肩と診断されて喜んでいる人もいますが、どうも60歳を超えると筋肉が急激に弱くなるために痛みが発生しているようです。
肩こりを併発している人もいます。
殿筋が弱くなったために、腰痛を発症する人もいます。
筋肉の強さはしなやかさです。
筋肉が弱くなるということは、細くなってしなやかさがなくなり固くなることです。
肩関節には三角筋などの筋肉が付着していますが、筋肉の伸びが悪いと痛みとして症状がでてきます。
肩関節は球関節のために色々な方向に動きます。
よく体を動かしている人でも、同じ作業やスポーツなどの動きは、あまり使わない側の筋肉が固くなってきます。
若い頃は筋肉の柔軟性があるために痛みませんが、老化とともに柔軟性が失せて痛みだします。痛いからと動かさない人もいますが、痛みがとれた時には関節は以前より拘縮しています。
対策は、普段使わない側に関節をよく動かすことです。
関節を動かすことにより肩関節を覆っている関節包の中の関節液の循環もよくなり、周りの腱や靭帯も緩んできます。
当院では、その他に筋肉のトリガーポイントにアプローチして痛みを軽減・除去し、他動運動により関節可動域を広げていきます。
老化とは身体が固くなること。関節周りをよく動かして若さを保ちましょう。