当院に来院される方で、間違った腰痛ベルトや膝サポーターの使い方をしている人が大勢いますので、その話をします。
整形外科や各種治療院でも、その使い方を説明しているところが少ないようです。
腰痛ベルトや膝サポーターは、痛くても体を動かさなければならない時に使用するもので、常時着用するものではありません。
痛い時に締め付ければ神経を圧迫して痛みを遠ざけます。
しかし常時着用していると血流が悪くなって、その箇所に栄養に富んだ新鮮な血液が循環しなくなり、結果として腰痛やひざ痛を長引かせることになります。
また、筋肉を締め付けて動かなくしているため、筋肉が弱くなってしまいます。
長時間正坐をしていると脚がしびれ、そのうちに感覚が無くなってきます。
腰痛ベルトや膝サポーターを常時着けていると、そのような状態を生みます。
ぎっくり腰等の急性腰痛の場合には効果を発揮しますが、慢性腰痛に移行した場合には注意してください。